ダイモンジソウ |
ユキノシタ科 ユキノシタ属 |
山地の湿った岩場などに生える多年草で、高さは10〜30センチ。葉は根生し、表面に毛が多い(ミヤマダイモンジソウはほとんど毛が無い)。 まばらな円錐花序に白色の花を付ける。花弁は5枚で、下部の2枚は長く、大の字にみえる。花期は7〜10月。北海道〜九州に分布する。 〜徒然想〜 ミヤマダイモンジソウにはよく出逢うものの、意外にも機会がなかった花です。図鑑を見ながら、谷間に咲く姿を想い描きます。 秋9月、山道は次第に湿った谷間の様相を示し、ダイモンジソウに出逢える期待感が高まってきます。岩壁を右側に置いて、奧に奧にと進みます。ときにオーバーハングの個所があり、トンネル状になった個所もあります。 壁からは水が滴り落ち、一面がイワタバコの葉で覆われた個所もあります。夏の壮観な姿を想い浮かべます。 ダイモンジソウは期待に違わず姿をみせてくれました。切り立つ壁の岩棚や水の滴る崖下で、大の字を揺らしていました。 想い描いていたとおりのダイモンジソウです。 −同じ科の植物− |
|
2008.9.23 群馬県妙義山 |
2011.9.15 山梨県 | 2008.9.23 群馬県妙義山 |
もっとこの花を見る → |