マツムシソウ |
マツムシソウ科 マツムシソウ属 APG分類ではスイカズラ科 |
山地の草原に生える2年草で、高さ30〜90センチ。根生葉はロゼット状、茎の中部より下の葉は羽裂し、裂片は下部の葉ほど幅広い。上部の葉は披針形。 頭花は紫色で径4センチほど。花期は8〜10月。北海道〜九州に分布する。 〜徒然想〜 高原で夏の終わりを感じる花です。黄色いニッコウキスゲや赤いシモツケソウなど、色とりどりの花が咲き乱れる車山周辺も、お盆を過ぎるとそろそろ秋の気配です。 高くなった雲の下には、うす紫色のこの花が風に揺れます。過ぎゆく夏の寂しさもありますが、そんな草原のそぞろ歩きは大好きです。 マツムシソウは高原の秋を彩る代表的な花と思っていましたが、その後潮風があたる海岸に生えるソナレマツムシソウや海を眼下に見下ろす高台に咲くマツムシソウ、さらには三河地方に特産するミカワマツムシソウに出逢う機会があり、マツムシソウのイメージがずいぶん変わりました。 しかし、やはり、ゆったり歩いた高原に咲くマツムシソウが、私のマツムシソウです。 −同じ科の植物− |
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2003.8.23 長野県車山 |
2003.8.23 長野県車山 |
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