タカオヒゴタイ
(シロバナタカオヒゴタイ)


キク科 トウヒレン属

 
2007.10.6 東京都高尾山   2020.9.28 東京都

山地の林下に生える多年草で、高さは30〜60センチ。根生葉と下部の葉は長柄があり、卵形で、縁はバイオリン形に大きく湾入する。
総苞は鐘形でクモ毛があり、総苞片は中ほどから反り返る。花期は9〜10月。関東地方南西部に分布する。

〜徒然想〜

タカオヒゴタイは高尾の名が付くものの、高尾では数を減らしているようです。
昨年偶然見つけたにもかかわらず、特徴である葉を撮り損ない、今年の宿題としていました。
しかしながら、勇んで出かけたものの、目的の場所は下草が刈られ、タカオヒゴタイの姿は消えていました。山の整備のためとはいえ、貴重な植物が消えていくのは悲しいものです。
来年以降、また高尾でタカオヒゴタイを探すことになりそうです。
高尾ではみつからず、画像は主に奥多摩の山で撮りました。

上記から10年余り、コロナ過で住まいと同じ東京の山に行くことが多くなりました。おかげで、タカオヒゴタイは各所で未だに見られることを知りました。うれしいことです。
セイタカトウヒレンとの交雑種で貴重なオンガタヒゴタイとも出逢いの機会がありました。これまた、うれしいことです。
シロバナタカオヒゴタイと思われる個体にはまだその名を付けていいのか自信がありませんので、括弧書きとしておきます。

−同じ科の植物−

2008.10.12 東京都奥多摩 2008.10.12 東京都奥多摩(画像にポインターをおいて下さい)
   
2020.9.28 東京都     2020.9.30 東京都  
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery