タカネミミナグサ

ナデシコ科 ミミナグサ属

2008.8.13 長野県白馬岳 2008.8.14 長野県八方尾根


低山(北海道)〜高山帯の礫地などに生える多年草で、高さ10〜20センチ。葉は狭卵形で、縁には毛を散生する。
花は白色で5弁、1/3ほどまで2裂する。花期は7〜8月。北海道西南部、本州中部地方に分布する。


〜徒然想〜

白馬では、よく似た2つのミミナグサ(タカネミミナグサとクモマミミナグサ)に出逢います。
いずれもイワツメクサとも似ていますが、イワツメクサは、花弁の先が尖り基部まで切れ込むこと、葉が細長いことで、比較的見分けやすいでしょう。

タカネミミナグサとクモマミミナグサは、いずれも花弁の先が丸く切れ込みが中程までで、よく似ています。違いは、タカネミミナグサが葉の縁や茎に毛があること、クモマミミナグサが葉の縁が色付き、茎が褐色を帯びるとされています。
これを指標に白馬で撮ったミミナグサを仕分けてみます。
さて、正しく分けられたでしょうか。

−同じ科の植物−

2008.8.13 長野県白馬岳 2008.8.14 長野県八方尾根