サワシロギク |
キク科 シオン属シラヤマギク節 |
2007.8.25 愛知県葦毛湿原(画像にポインターをおいて下さい) | 2007.8.25 愛知県葦毛湿原(画像にポインターをおいて下さい) |
日当たりの良い酸性の湿地に生える多年草で、地下茎が長く這い、茎は細く直立し無毛、高さ60センチほどになる。 葉は線状披針形、厚くてしわがあり、縁には硬い毛がある。根生葉は花期にはない。 頭花は少なく、直径2.7センチほど、長い柄の先に付く。舌状花は白色で、のちに紅紫色を帯びる。総苞片は3列に並び、外片は短い。花期は8〜10月。本州〜九州に分布する。 〜徒然想〜 小ぶりで、ちょっと汚れたような白い菊が草むらにありました。花びらも少なく、どちらかというと貧粗にみえます。 名を調べるとサワシロギク。ちょっと名前負けしているのではないかと思いました。 でも、見方によっては、この地味さがいいとも言えます。花が少なくなった湿原にぽつりと咲く、白い菊・・・・・・。なかなかいい風情です。 10月、似た花がヤナギノギクと共に蛇紋岩地の草原にありました。湿地に生えるサワシロギクに対して、こちらは乾いた地に生えていました。静岡県の地名をとって名付けられたもので、シブカワシロギクと呼ばれているサワシロギクの変種です。 九州の湿地でもサワシロギクが見られました。雨の宮崎県です。 −同じ科の植物− |
2007.8.25 愛知県葦毛湿原 |
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