ヤナギノギク

キク科 シオン属イソノギク節

蛇紋岩地に生えるヤマジノギクの変種で、茎は細く、紫色を帯びることがあり、高さ80センチほどになる。葉は線形で無毛。
頭花は2.5〜3センチで、舌状花は淡青紫色。総苞片は2列に並び、線形。花期は10〜11月。静岡、愛知、高知県に分布する。

〜徒然想〜

2週間前に来たときは、何と貧粗なキクだろうとしか思いませんでした。雨も降っていて、撮影がおざなりでした。
後日、いがり氏の「日本の野菊」で蛇紋岩地に咲く特異なヤナギノギクを知り、あれがそうではなかったかとの疑問と、しっかり撮って来なかった後悔の日がありました。

再び訪れた蛇紋岩地。ミカワマツムシソウと共に、2週間前とあまり変わらない姿で迎えてくれました。ヤナギノギクに間違いなく、ほっとしました。
それにしても弱々しい。背丈のわりに花数が少ないものがほとんどで、いい被写体を探すのが大変でした。

−同じ科の植物−
2007.10.14 愛知県
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