シブカワシロギク |
キク科 シオン属 |
蛇紋岩地に生え、サワシロギクの変種とされている。 サワシロギクとの違いは、乾いた礫地又は草原に生えること、地下茎を伸ばさないこと、花期にも根生葉を残すことなどが挙げられる。 葉は披針形で光沢がある。頭花はサワシロギクと変わらず、舌状花も白色から、のちに紅紫色を帯びるようになる。花期は8〜10月。静岡県、愛知県に分布する。 〜徒然想〜 愛知県の蛇紋岩地でシブカワシロギクへの移行型といわれる菊を見たその足で、静岡県のシブカワシロギクの典型種を見に向かった。 農村の裏山はすっかり花が終わって静かなたたずまい。遠く草刈る音も静けさを増すだけでした。 山頂には白い野菊のみが咲いていた。花びらの様子は湿地に生えるサワシロギクとよく似ている。愛知県の蛇紋岩地の菊ともよく似ている。葉は披針形で、数対の鋸歯があるものと無いものとがありました。 ふと足下をみると、ここも蛇紋岩地のようです。となれば、愛知の菊もシブカワシロギクといっていいではないでしょうか。 −同じ科の植物− |
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2007.10.14 静岡県浜松市 |
2007.10.14 静岡県浜松市 | 2007.10.14 静岡県浜松市 |
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