サイヨウシャジン

キキョウ科 ツリガネニンジン属

2008.10.18 沖縄県本島  2008.10.18 沖縄県本島

日当たりのよい低地の原野から高原に生える多年草で、高さは20〜100センチ。
ツリガネニンジンの基本種で、花は淡青紫色、花冠の先端がややくびれ、花柱が花冠から長く飛び出るのが特徴。
葉は3〜4輪生から対生、互生と様々、広楕円から細いものまで変化が多い。花期は8〜11月。本州中国地方以西、九州、沖縄に分布するが、沖縄では少ない。

〜徒然想〜

ダイサギソウを探しに訪れた草原に生えていました。草原といえば誤解を生むかもしれませんが、「くさっ原」です。
そんなくさっ原でも、サイヨウシャジンを撮ると広々とした信州の草原を想像してしまいます。
東京に住む者にとっては、ツリガネニンジンは山に咲く花、高原が似合う花だからです。
ツリガネニンジンの西国版は、花を輪状に付けていないものが多かったようです。

本種は花柱が花冠から長く飛び出すのが特徴ですが、沖縄のものは九州のものに比べるとあまり長く飛び出さないようです。リュウキュウシャジンと呼ばれるタイプです。

−同じ科の植物−

2008.10.18 沖縄県本島 2008.10.18 沖縄県本島
 
 2012.10.27 鹿児島県   2012.10.27 鹿児島県 
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