ワチガイソウ

ナデシコ科 ワチガイソウ属

山地の林下や林縁などに生える多年草で、高さは5〜15センチ。葉は対生し、倒披針形〜卵状披針形で、縁に毛がある。上部の2対は接近し輪生しているようにみえる。
上部の葉腋から細長い花茎をのばし白色の花を1個付ける。花弁は5個で、先が尖る。葯は紫色。花期は4〜5月。関東地方以西、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

ワダソウと似ていますが、上部の2対の葉は接近するものの、葉が上部に集まることはありません。
花も、丸みのある花弁をもつワダソウと違い、先は尖っています。
ヒゲネワチガイソウとの違いは、名のとおり根茎にありますが、外見上は葉がやや幅広です。

関東地方のごく一部にヒナワチガイソウがみつかっていますが、こちらは葉が線形で細く、全体にずっとひ弱な感じです。

ナンブワチガイソウは、葉の縁、茎、花茎に長い毛があります。

−同じ科の植物−
2008.6.15 富士山
2008.6.15 富士山 2008.6.15 富士山
2008.6.15 富士山 2008.5.8 愛媛県
 
 2015.5.3 山梨県    2015.5.3 山梨県
葉の縁、花茎、萼に毛がある