ミノコバイモ

ユリ科 バイモ属


山地の林下などに生える多年草で、高さは10〜25センチ。葉は茎の上部に輪生する3枚の葉とその下方に対生する葉がある。
花は茎頂に下向きに1個付き、鐘形(カイコバイモは杯形)で、直径は2センチほど、長さ2.5センチほど。花被片は紫褐色の斑紋があり、斑紋は内側の方が濃い。葯は白色。花期は3〜4月。東海、北陸地方西部、岡山県に分布する。


〜徒然想〜

ミノコバイモが見たくて愛知を訪ねました。三ヶ日インタを降りると、左にみえる静かな湖面とのどかな三河の風が、長時間の運転の疲れを癒してくれます。
さあ、ようやく出逢える期待に胸がふくらみます。

ミノコバイモは北斜面のほんの一角に群生していました。こんなところに貴重な花が・・・というのが第一印象でした。長年変わっていなかったかもしれませんが、生息地の地形はあまりにも不安定です。大事に守っている愛知の方々に感謝しながら撮影しました。

感謝の気持ちのお返しか、珍しい1茎2花に出逢いました。
前の週に東京でカイコバイモに出逢ましたが、大きさはやや大きく、花の開き方が違いました。

−同じ科の植物−
          <日本のコバイモ8種類はこちら
2007.3.21 愛知県(画像にポインターをおいて下さい)
1茎2花   2007.3.21 愛知県(画像にポインターをおいて下さい)
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