カイコバイモ |
ユリ科 バイモ属 |
2007.3.10 東京都 |
山地の林下などに生える多年草で、高さは10〜20センチ。茎の上部に輪生する3枚の葉とその下方に対生する2枚の葉がある。 上部の葉腋から杯形の花を下向きに1個つける。直径は3センチほどで、くすんだ淡い黄色。網目状の斑紋がある。柱頭は3裂し、葯は白色。花期は3〜4月。東京都、山梨県、静岡県に分布する。 〜徒然想〜 植物園でみてから、ずっと自生種に出逢いたかったのです。教えてもらった自生地には先行者がいて、落ち葉を撒いています。カイコバイモを隠しているのだろうと直感するが、気持ちは分かります。不心得者がいるのです。 バードウッチングをする方で、ほかにも自生する場所を知っていることでしたが、あえて場所は聞きませんでした。東京都ではここしかない貴重な植物です。大切に守ってほしいです。 一週間後に愛知のミノコバイモに出逢う機会を得ました。葉も花もよく似ています。花の開き方が違っています。 2014年、山梨県(甲斐の国)の自生種を見る機会を得ました。早春の枯草の山で、この花を探すのはなかなか大変でしたが、一つみつけ目が慣れてくると次々にみつかります。斜面で足場を固め、じっくり花と向き合います。 −同じ科の植物− <日本のコバイモ8種類はこちら> |
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2007.3.10 東京都 (画像にポインターをおいて下さい) |
2014.4.13 山梨県 | 2014.4.13 山梨県 |