コヒルガオ

ヒルガオ科 ヒルガオ属

 
2006.12.2 東京都狛江市
  2006.12.2 東京都狛江市
花柄には波打った翼があります

野原や道端に生える多年草で、他の植物などに巻きついてのびる。葉は葉柄があり、三角状ほこ形で、側裂片は浅く2裂する。
花冠は淡紅白色で、長さ3〜3.5センチ、直径3〜4センチ、花柄は長さ2〜5センチ。花柄の上部には縮れた狭い翼がある。花期は6〜8月。本州以南に分布する。

〜徒然想〜

12月ともなると関東近辺の山にはほとんど花がなくなり、寂しい想いになります。
そんなときでも、陽射しのあるときは近くの河原などに出かけます。あてはありません。

いつもよりなお一層ゆったりと歩を進めると、思いがけない花に出逢えることがあります。このコヒルガオもその一つでした。花期はふつう6〜8月ですが、陽当たりのいい河原に1輪だけ花開いていました。
早春に咲くホトケノザも冬場に返り咲くことが多いです。

ヒルガオとコヒルガオ、その交雑種といわれるアイノコヒルガオの違いを調べてみました。
コヒルガオは、花が小さめで五角形、苞はやや短く先端が尖る、花柄には波打った明確な翼があるなどが特徴です。

−同じ科の植物−

 
 2024.8.8 東京都調布市
葉は耳部が浅く2裂します
   2024.8.8 東京都調布市
花はロート型で、五角形です
     
 2025.10.15 東京都狛江市
花柄には明確な翼があります
   2025.10.15 東京都狛江市
苞は短めで、先が尖ります
     
 2025.10.15 東京都狛江市    2025.10.15 東京都狛江市
典型的な葉の形ですが、葉幅、耳部の形状などは変化があります