ホウライツユクサ

ツユクサ科 ツユクサ属

草地、荒地、道端などに生える1年草で、高さは20〜50センチ。葉は広披針形で、先が尖りやや白みを帯びる。
花は葉腋から花軸を出し、淡青紫色の花を付ける。苞は少し湾曲した半円形で、先端は細長く尖らない。種子は2〜3個。花期は夏中心に1年中。九州大隈半島以南〜沖縄県、神奈川県に分布する。

〜徒然想〜

アキザキヤツシロランの産地で同好者と思われる人物に出会うと、何と、いつも花の同定に利用しているHPの開設者のKさんでした。何よりもうれしい一日となりました。
その後Kさんとホウライツユクサを見に行くと、とある海辺の傾斜地にこの花が群生していました。
一瞬、北岳でみたミヤマハナシノブを思い出すほど、その花色は清楚で美しい。同時に、本来南方系の花なのに、なぜ遠く離れた神奈川県に生息できるのか、生物の不思議を感じました。
ツユクサとは、花弁の大きさが倍ほどもあり柔らかく、花色が淡青紫色である違いがあります。

−同じ科の植物−

2006.10.14 神奈川県
2006.10.14 神奈川県
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