山野の路傍、林縁などに普通に生える1年草で、高さは30~50センチ。茎は下部が這って分枝し、節から根を出して広がる。葉は互生し卵状披針形、先は尖り、基部は膜質の鞘になる。
花は葉腋から出た花軸の先に、2つ折になった苞に包まれる。苞は広心形で、先は円いか急に尖り、毛はないか又はまばらにある。花弁は3個、上2個は大きくて青色、下1個は小さくて白色。花は1個ずつ咲き、1日でしぼむ。花期は6〜10月。北海道~沖縄県に分布する。
~徒然想~
道端でいくらでも見られる馴染みのある花です。二枚貝のような蕾が縦割りになって、パチンと青紫色の花が弾け開きます。
雄しべは6本あります。長く伸び出した雌しべの両側に2本の雄しべがあり、残りの黄色い部分も雄しべですが、花粉は持ちません。花の化粧のための雄しべというが・・・?。(2006年記)
いくつかの品種があります。
シロバナツユクサ:花の白いもの
マルバツユクサ:葉が丸く、縁が波打つ。
ケツユクサ:苞葉に毛がある。
ウスイロツユクサ:花色の薄いもの 但し、ツユクサの花は濃淡があります。ここでいうウスイロとは淡青色ではなく、淡紫色を意味するようです。従って、本項の画像はウスイロツユクサとするには?です。
また、最近はウスイロツユクサは品種ではなく、ツユクサのシノニムとされているようです。
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