ハナチダケサシ

ユキノシタ科 チダケサシ属

山地〜亜高山帯の草地や林内に生える多年草で、高さ40〜70センチ。葉は3回3出複葉で、小葉は広卵形で先は尖る。基部は浅い心形、鋭い重鋸歯がある。
花序は円錐状で、白色の小さな花を多数賑やかにつける。花弁はへら形で、長さ4〜6ミリ。

〜徒然想〜

高原や高山への樹林帯、山麓で華やかに咲きます。ユキノシタ科チダケサシ属では一番きれいかも知れません。
ある日、背の高さ10センチにも満たない株に出逢いましたが、それでも立派に賑やかな花を咲かせていました。

花火のようにはじける花が好きで、何度もこの花に立ち向かいます。
似た花のヤマブキショウマがありますが、こちらはバラ科です。葉がギザギザで、先がより細長く尖ります。
チダケサシも似ていますが、花がピンク色を帯び、小葉の先が丸いです。

−同じ科の植物−

2006.7.15 長野県車山
2006.7.15 長野県車山
2004.7.24 長野県八ヶ岳
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery