ハマハコベ

ナデシコ科 ノミノツヅリ属

2008.5.25 北海道   2008.5.25 北海道

海岸の砂地に生える多年草で、茎の高さ20〜30センチ。根茎が分枝しながら砂地にのびて、大きな株を作る。葉は十字型に対生し、長楕円形で先が尖り、全縁、厚みがある。
花は両性花と雄花を付ける株があり、直径1センチほど、花弁と萼片は5枚、雄しべは10個で花柱は3個。花期は6〜8月。北海道、本州中部以北に分布する。

〜徒然想〜

“ハマハコベが咲いてました!” 
全く同行の二人はいい目を持っています。国道を車で走っていても、しっかりと周りの花をみています。
ハマハコベを見たことがない私のために、Uターンです。

雨の降る中海岸に下りると、円形の絨毯のように群落が、いくつも砂浜一面に広がっています。壮観な景色に唖然とする想いです。
こんな景色に気付かなかった私の目にも、唖然とします。
浜につきもののハマエンドウも、ここでは控えの花です。エゾノコウボウムギも隅に追いやられています。

この花を始めに掲載したときは、図鑑には「両性花と雄花を付ける株があり」とありましたが、『改訂新版 日本の野生植物』(平凡社2017年)では、「花は単性、または雄花に両性花が混在し」とあり、雌雄両全性異株とされています。

−同じ科の植物−

  2008.5.25 北海道   
 2008.5.25 北海道
雌花
  2012.7.22 北海道 
 
 2012.7.22 北海道    2012.7.22 北海道
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