フジハタザオ

アブラナ科 ヤマハタザオ属

富士山の砂礫地に生える多年草で、高さ35センチほどになる。ときに枝を分け、根生葉は広倒披針形、先は鈍形、縁に粗い鋸歯がある。茎葉はやじり状で、基部は茎を抱く。
白色の4弁花を総状に付ける。
形態的、生態的に変化が多く、本州中北部の深山にはイワハタザオ、その高山型のウメハタザオ、北海道や本州北部にはエゾノイワハタザオなどがある。

〜徒然想〜

ほんとに久しぶりに富士山を訪ねます。
前は植物に興味を持っていなかったので、見知らぬ道を走るように新鮮です。何度も車を止め、花々を撮影します。
視界が開けた山側の崖には白いフジハタザオが点々と見られます。まだ朝露に濡れ、頭を垂れています。花は閉じ気味ですが、花は大きめです。

この日は快晴です。雪の残る富士を仰ぎみて、その壮大な姿に、こちらも頭を垂れます。

−同じ科の植物−

2007.8.15 富士山
   2007.6.23 富士山  
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