ウラシマソウ

サトイモ科 テンナンショウ属

平地から低山地の林下、林縁などに生える多年草で、高さは30〜60センチ。葉は1個で11〜21個の小葉からなる。小葉は狭楕円形で、両端が狭まり、ときに白斑がある。葉柄部は偽茎部よりはるかに長い。
花序柄は短く、花序は地上近くに立ちあがる。仏炎苞は、筒部が白っぽくて細かい紫斑があり、舷部が暗紫色、内面は紫褐色で白条がある。付属体は紫褐色で基部はやや太く、先は長く糸状に伸び、仏炎苞の外で立ち上がり、さらに先では垂れ下がる。花期は3〜4月。北海道南部、本州、四国、九州北部に分布する。

〜徒然想〜

そろそろアップすることにしましょうか。積極的に探すことはしませんが、出逢いは多いです。
元来この手の植物はあまり好きではありませんでしたが、最近はユキモチソウユモトマムシグサ等、美しい姿の仲間をみる機会が増えると、だんだんこの仲間にも愛着を覚えるようになってきています。

そういえば、伊豆の海岸近くの林の中で、異様に大きなこの仲間に出逢っています。1メートルを超えていたでしょう。この原稿を書きながら思い出したものの、撮影はしていません。今はテンナンショウの仲間に興味を覚えているので、あれは何だっただろうか、惜しいことをしたと、悔やみがあります。

−同じ科の植物−
2007.4.28 静岡県伊豆
2007.4.14 茨城県筑波山(画像にポインターをおいて下さい)
2007.4.14 茨城県筑波山 2007.4.28 静岡県伊豆
     
2010.4.3 神奈川県三浦半島     2006.5.4 東京都裏高尾