オトメアオイ |
ウマノスズクサ科 カンアオイ属 |
2006.10.22 静岡県三島市(画像にポインターをおいて下さい) |
山地の林下などに生える多年草。葉は卵形〜楕円形、先はやや尖り、基部は心形。表面は緑色で光沢がなく、しばしば雲紋が入る。 花は暗褐色〜淡紫色、萼筒は丸みを帯びた円筒形で、長さ7〜10ミリ、直径10〜15ミリ、上端は少しくびれ、喉部に環がある。萼裂片は三角形卵形で開出する。花期は6〜8月。静岡、神奈川県に分布する。 〜徒然想〜 テイショウソウが咲く周辺にポツポツと見られました。同じ植物なのに、テイショウソウの華やかさに比べ、ひっそりと隠れて咲くのは気の毒な気がしました。 箱根や天城山系の特産種で、名は箱根の乙女峠にちなみます。 シイノミカンアオイと同じくヒメカンアオイ系で、花は小型で直径1.5センチほど。花期は6〜8月で、翌年春まで残ります。 開花期の夏に葉が出ず、翌春の結実期に葉を出すのが特徴です。葉の雲紋が特徴的に見えますが、個体によって変わるようです。葉裏は紫色のものがほとんどでしたが、緑色のものもありました。 −同じ科の植物− |
2006.10.22 静岡県三島市(画像にポインターをおいて下さい) |
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