オオカサモチ

セリ科 オオカサモチ属

低地〜亜高山帯の開けた草地に生える多年草で、高さは1.5メートルほどになる。葉は2〜3回3出羽状複葉で、小葉はさらに切れ込み、不揃いの鋸歯がある。茎葉の長さは30センチにもなる。
複散形花序は大きく、直径30センチにもなり、総苞片は羽状に切れ込み、大きくて目立つ。小総苞片は多数ある。花期は6〜8月。本州〜北海道に分布する。

〜徒然想〜

日本アルプスの山でみられるでしょうが、北海道黒岳のオオカサモチをご紹介します。
ここでは短い夏を謳歌するように、いっせいに花が咲き出します。エゾノハクサンイチゲチシマノキンバイソウウコンウツギチシマヒョウタンボク等々、山は白、黄、赤などの花や緑の草で覆われます。
その中でひときわ背を伸ばそうとするのがオオカサモチです。緑の草の上にさらに白い花をのばそうとしています。
3日目に同じ道を下るとき、数が増え、いっそう背が高くなったような気がします。

−同じ科の植物−

2007.7.9 北海道黒岳(画像にポインターをおいて下さい)
2007.7.9 北海道黒岳 2007.7.9 北海道黒岳(画像にポインターをおいて下さい)
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