オオカメノキ

スイカズラ科 ガマズミ属
   APG分類ではレンプクソウ科
 
2006.5.28 長野県八ヶ岳   2015.6.18 岩手県


山地に生える落葉低木で、高さ2〜6メートル。葉は対生し、円形〜広卵形で、先は急尖頭で基部は心形、縁に重鋸歯があり、脈や細脈部は凹む。
花は枝先に直径6〜13センチの散房花序となり、多数の両性花と装飾花を付ける。装飾花は白色で、直径2〜3センチ、5裂して平開する。果実は核果で、広楕円形で、長さ7〜10ミリ、赤くなり後に黒熟する。花期は4〜6月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

別名ムシカリ。葉が虫に喰われやすいから付いた名だというが、幸い、虫に喰われて醜くなった葉に出逢うことは少ないです。
山地に生える落葉低木で、ちりめん状のしわがある大きな卵円形の葉が特徴的です。
枝先に散房花序を出し、中心の花は直径6〜8ミリほどで小さく、装飾花は大きく、白く美しい。
似た花にカンボクがあるが、葉の形が全く異なります。
ヤブデマリとも似ていますが、こちらの葉はしわがなく、装飾花の1〜2弁が小さいです。

−同じ科の植物−

 2014.8.14 東京都奥多摩    2006.5.28 長野県八ヶ岳
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