オククルマムグラ

アカネ科 ヤエムグラ属

深山の林下などに生える多年草で、高さは20〜50センチ。茎は斜上〜直立し、4稜があり、稜上に下向きの刺状毛が散生する。葉は6個輪生するように見えるが、本葉は2枚、他は托葉。葉身は長楕円形で、先端は円頭で短く尖り、裏面中脈に下向き刺状毛が散生する。
花は茎の上部に多数付き、花冠は白色で直径3ミリほど、先は4裂する。花期は6〜7月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

いつもの下山道です。小さな水たまりの脇で、ごく小さな花が咲いていました。クルマバソウかと思ったが、時期も違うし、姿も花も小さい。多分、うろ覚えのクルマムグラと思いながら撮影に取り組みました。
家に帰ってPCで拡大してびっくり。同じものかと思っていたら、葉が4枚と6枚の2種類の植物が撮影されていました。
4つ葉はミヤマムグラでしょう。現場での観察眼がないということです。

オククルマムグラとクルマムグラはよく似ています。違いは、葉の裏面中脈にトゲ状の毛が有るか無いか。
2週後、同じ所に出掛け確認してきました。ザラっとしましたので、オククルマムグラと確定しました。

−同じ科の植物−

2006.7.7 長野県八ヶ岳
 2006.7.22 長野県八ヶ岳    2006.7.7 長野県八ヶ岳
 2018.7.12 北海道    2018.7.12 北海道