イワシャジン |
キキョウ科 ツリガネニンジン属 |
山地の湿気の多い岩地に生える多年草で、茎は細く、長さ30〜70センチで垂れ下がる。葉は互生し、披針形〜広線形で、長さ15センチほどになる。 花は総状花序に数個〜10個ほど付く。花柄は細く長さ2〜5センチ。花冠は鐘形で、長さ2.5センチほど。花柱は花冠から突き出ない。萼裂片は線形、まばらな小歯がある。花期は9〜10月。本州中部地方東南部、関東地方に分布する。 〜徒然想〜 サガミジョウロウホトトギスは終わっているかもしれないが、イワシャジンが咲いているかもしれないとの茶店のご主人の言葉に励まされ、不安と期待で山に入ります。 沢風とせせらぎの音が心地いい。 イワシャジンはすぐにみつかりました。水が滴る大岩の陰にヤマホトトギスとともにぶら下がっていました。 少し前にみたホウオウシャジンと比べると、花色は淡く、全体的に柔らかい感触です。切り立った岸壁に咲くホウオウシャジンを思い浮かべながら、じっくりと撮影しました。 まだ咲き始めなのでしょう。開花している株は少なく、山の上の方では蕾が多かった。 静岡県では、丹沢でのイメージを変えるような、一見乾いた岩壁にぶら下がっていました。 −同じ科の植物− |
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2007.9.22 神奈川県丹沢 |
2014.9.20 静岡県 | 2014.9.20 静岡県 |
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