イワボタン

ユキノシタ科 ネコノメソウ属

 
2007.4.21 静岡県   2007.4.21 静岡県
 
山地の沢沿いや水湿地に生える多年草で、高さ3〜15センチ。根生葉は明らかな柄があり、花時にも残り、広卵形〜狭卵形。茎葉は卵円形〜卵状楕円形で、基部はくさび形、ふつう表面には灰白色の斑紋が入る。
萼裂片は花時に斜開又は直立し、淡緑色〜黄緑色、雄しべは4〜8個で、葯は黄色。関東以西の太平洋側、四国、九州に分布する。


〜徒然想〜

黄金色に輝くキバナハナネコノメが咲く沢に点々とみられました。イワボタンも黄色が美しい花なのですが、相手がキバナハナネコノメでは敵いません。こころなしか、岩の隙間に咲くなど、控えめでした。
所変わり、伊豆の登山道脇では思わず下山の足を止めるほどの見事な黄色で、イワボタンの天下です。こちらは幸せ者です。

ヨゴレネコノメやニッコウネコノメの基準変種です。
ヨゴレネコノメは、萼裂片は直立し、灰褐色、雄しべは4個又は8個で、葯は赤黒色、苞は黄色。
ニッコウネコノは、萼裂片は斜開又は平開し、緑色、雄しべは8個で、葯は開裂前は赤色、苞は黄色。

−同じ科の植物−

 
 
   2007.4.21 静岡県  
2012.4.21 静岡県
雄しべは6個
 
   2012.4.17 高知県
雄しべは8個
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