キバナハナネコノメ

ユキノシタ科 ネコノメソウ属


深山の沢沿いの湿地に生える多年草で、高さ5〜10センチ。根出葉は花時には枯れ、茎には白色の軟毛を密生する。葉は扇形〜腎円形で1〜2対対生する。
花弁はなく、萼片は黄色で4裂する。葯は橙赤色。花期は4〜5月。
ハナネコノメと同様にシロバナネコノメソウの変種で、花時に萼裂片が黄色になり美しい。
東海地方の特定の地域のみに分布する。



〜徒然想〜

沢の流れとわずかな鳥のさえずりしか聞こえない。足下にはまだ雪も残り、空気は冷たく、しっとりと湿った静寂の世界。そんな水辺にキバナハナネコノメは咲いていました。
水苔の緑が瑞々しく、その合間などに黄金色の小さな花がつつましく群生しています。

待ちこがれていた花との出逢いに感動しながら、好みの被写体を求めて沢の奥に進みます。次第に静けさが増してきます。小鳥の声さえも、なぜか静けさを一層深めます。ふいに途中にあった熊注意の看板が思い出され、身がすくみます。それでも花の誘惑に勝てず、今一歩、今一歩と、次の被写体を求め進みます。

もう一度見たくて訪れた同地に、白花品(シロバナキバナハナネコノメ/仮称)を見つけることができました。

2007.4.21 静岡県(画像にポインターをおいて下さい)
2007.4.21 静岡県
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