キバナハナネコノメ |
ユキノシタ科 ネコノメソウ属 |
2007.4.21 静岡県 | 2007.4.21 静岡県 |
深山の沢沿いの湿地に生える多年草で、高さ5〜10センチ。根出葉は花時には枯れ、茎には白色の軟毛を密生する。葉は扇形〜腎円形で1〜2対対生する。 花弁はなく、萼片は黄色で4裂する。葯は橙赤色。花期は4〜5月。東海地方の特定の地域のみに分布する。 ハナネコノメと同様にシロバナネコノメソウの変種。 〜徒然想〜 沢の流れとわずかな鳥のさえずりしか聞こえません。足下にはまだ雪も残り、空気は冷たく、しっとりと湿った静寂の世界です。そんな水辺にキバナハナネコノメは咲いていました。 水苔の緑が瑞々しく、その合間などに黄金色の小さな花がつつましく群生しています。 待ちこがれていた花との出逢いに感動しながら、好みの被写体を求めて沢の奥に進みます。次第に静けさが増してきます。小鳥の声さえも、なぜか静けさを一層深めます。ふいに途中にあった熊注意の看板が思い出され、身がすくみます。それでも花の誘惑に勝てず、今一歩、今一歩と、次の被写体を求め進みます。 もう一度見たくて訪れた同地に、白花品(シロバナキバナハナネコノメ/仮称)を見つけることができました。 −同じ科の植物− |
2007.4.21 静岡県 |
2007.4.21 静岡県 | 2007.4.21 静岡県 | |
2013.5.3 静岡県 | 2013.5.3 静岡県 |
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