イヌトウバナ |
シソ科 トウバナ属 |
山地の木陰などに生える多年草で、高さ20〜50センチ。葉は対生で、5〜20ミリの葉柄があり卵形又は狭卵形、鋸歯がある。葉裏には明らかな腺点がある。 花は茎頂や上部の葉腋に輪散花序となって断続的に付き、花冠は6ミリほどで白色又は淡紫色を帯び、唇形。中央裂片が大きい。萼は緑色で、開出する長い軟毛が多い。花期は8〜^10月。北海道南部〜九州に分布する。 〜徒然想〜 似たヤマトウバナ、ミヤマトウバナとの区別が難しいです。 茎や萼の毛の有無、葉裏の腺点が目安になりますが、当初はこれらに見識がなく、マクロ的な撮影はしていなかったので、あとから写真だけでは同定できないものが多いです。 かろうじて確認できる画像から同定を試みています。 ヤマトウバナは、ふつう花序が茎頂に1段に付き、萼には短毛のみが疎らに生えます。 ミヤマトウバナは、花がわずかに桃色を帯びることがあり、萼の毛は基部付近がより多くあります。 −同じ科の植物− |
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2006.7.22 長野県八ヶ岳山麓 |
2006.9.9 山梨県北岳 | 2006.7.22 長野県八ヶ岳山麓 | |
2006.7.22 長野県八ヶ岳山麓 葉表でも腺点が確認できます |
2006.7.22 長野県八ヶ岳山麓 |
2006.9.23 東京都裏高尾 | 2006.9.16 東京都奥多摩 | |
2013.9.21 岐阜県 | 2013.9.21 岐阜県 |