ヤハズソウ

マメ科 ヤハズソウ属

 
2019.9.7 栃木県   2019.9.7 栃木県 (画像にポインターをおいて下さい)


草地、道端、湿地などに生える多年草で、高さは15〜40センチ。茎はよく分枝し、上向きの毛がある。葉は3小葉からなり、倒卵形。
花は上部の葉腋につき、紅紫色で長さ5ミリほど。節果は扁平な長楕円形で長さ2.5ミリほど。花期は8〜10月。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

ツルマメを撮っていると、傍らによく似た花をみつけました。茎はつる状ではありませんでした。調べると、ヤハズソウのようです。
葉が比較的丸いのでマルバヤハズソウと思いましたが、こちらは葉先が凹みます。
葉は側脈が明瞭で規則正しく平行に走っています。ヤハズソウのゆえんは、葉を引っ張ると矢の羽根のように斜めにちぎれることにあります。試しに引っ張ってみましたら、簡単にち切れました。

−同じ科の植物−


 2019.9.7 栃木県   2019.9.7 栃木県  
 
 2020.9.2 東京都調布市
葉を引っ張ると、葉脈に沿って切れます
   2020.9.2 東京都調布市
茎には下向きの毛があります
 
 マルバヤハズソウ 2024.10.20 東京都世田谷区
果実は扁平で、先が丸く、萼は短いです
   2024.10.20 東京都世田谷区
果実は扁平で先が尖り、萼が長いです
柄があるものは開放花の果実、その他は閉鎖花の果実