スルガジョウロウホトトギス |
ユリ科 ホトトギス属 |
2010.9.12 静岡県 | 2010.9.12 静岡県 |
山地の渓流岩場などに垂れ下がる多年草で、長さ20〜50センチ。葉は披針形で先は尖る。 花は茎頂に1〜数個、釣鐘形で下向きに咲く。花被片は黄色で、内外それぞれ3片あり、先端にはとげ状の突起がある。花の内側には赤褐色の斑点があり、葯は赤褐色。花期は8〜9月。静岡県に分布する。 〜徒然想〜 サガミジョロウホトトギスの変種とされていて、茎が短いこと、距が2ミリほどと短いこと、葯が赤褐色であることなどが違いとされています。 本画像は主に2010年に撮影したものですが、2007年はうまく撮れず、2010年にカメラを新調し再挑戦しました。茎の長さは70センチほどあるものもありサガミに比べて特段短いとは思わず、花は5センチほどだったように記憶しています。 キイジヨウロウホトトギスは、茎の長さは1メートルを超えるものがあり、花は茎頂に限らず葉腋ごとに多数付けます。 残念な徒然想を書かねばなりません。 スルガジョウロウホトトギスは、事情があり掲載を控えていた植物です。その事情も解けたと判断し、健在しているか確認に行こうとしていたところ、愕然としました。 ネットにはその山レポ、花レポが複数掲載されているのです。面白おかしく、山の名や詳しい山行記録、その後の楽しい時間をレポしています。これらを投稿したオジサン、オバサン達は、絶滅危惧種であることを理解しているのでしょうか。ネットで流れてしまえば、絶滅危惧種は絶滅に近づいてしまいます。 考えてもらいたいと思います。2019年収載。 −同じ科の植物− |
2007.9.16 静岡県 |