ニイタカスゲ
カヤツリグサ科 スゲ属

 
2021.7.6 静岡県   2021.7.6 静岡県

山地林内、草地などに生える多年草で、高さは4〜10センチ。叢生し、匐枝は出さない。葉は幅2〜4ミリ、直立せず、地面に展開する。
雄小穂は小さく、雌小穂は2〜3個で、1〜2個は雄小穂に接続し、最下の1個は根際に付く。雌小穂はまばらに
10花以内、雌鱗片は芒が短い。果()期は6〜7月。本州四国。九州の主に太平洋側に分布する。

〜徒然想〜

久しぶりの富士山麓です。法面をなめるように花探索します。
シテンクモキリは健在でした。思いがけない花がありました。イトイです。2007年に八ヶ岳の中腹で見て以来ですから、懐かしい想いです。しかも数は多く、群生しています。

以前と花探索の視点が違いますから、スゲの仲間も目に入ります。花茎が10センチほどの小さいスゲです。この手のスゲは、根際に付く小穂も確認する必要があります。確かに、根際にも小穂があることを確認しました。果胞には毛があるようです。ニイタカスゲでいいのではないでしょうか。

−同じ科の植物−

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