水田周りの湿性地、休耕田などに生える多年草で、高さは30〜60センチ。束生する稈の基部は横に這ってから立ち上がる。
花序は直立し、花軸は太く、小穂は花軸に圧着してばらけず、紫色を帯びることが多い。小花の護頴と内頴は同長。長い芒がある。花期は5月。本州、四国、九州に分布する。
〜徒然想〜
少し増水すると水に浸かる水辺に生えていました。束になって、立ち上がる風情です。
カモジグサやアオカモジグサの仲間で、湿地に生える、花茎が太くて直立する、芒は紫色を帯びる、穂はばらけない、などが特徴です。
花期が短い植物のようで、5月中旬には枯れ始め6月にはほとんど見られなくなるということです。盛期の状態で見られたのは、ラッキーでした。
事実、2週後に再訪したときには、雨後であったこともあり増水で泥をかぶり、ほぼ枯れ、写真にはなりませんでした。
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