海岸の砂浜などに生える１年草で、高さは２０〜６０センチ。茎は直立または斜上し、よく分枝する。葉は互生し、長楕円形〜広卵形で、質はやや厚く、先は鈍形で、裏面は粉状物がある。
花は密な穂状花序になり、よく分枝する。小さく両性で、苞も柄もない。花期は８〜１０月。本州〜沖縄に分布する。

〜徒然想〜

海岸植物を求めて、湘南海岸を廻りました。それぞれの産地は点在しているので、駅で借りた電動アシスト自転車が便利でした。
ハタガヤ、ビロードテンツキは何とか見つけることができましたが、ウンランは残念ながらみつけることができませんでした。どうも整地で環境が変わったようです。
その代わりみつけたのが本種で、砂地や防風林脇に群生していました。美しいとはいえない花ですが、一部の地域では準絶滅危惧種になっています。

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