コウシュウヒゴタイ

キク科 トウヒレン属

 
2019.9.20 埼玉県   2019.9.20 埼玉県


山地の岩場などに生える多年草で、高さは40〜60センチ。根出葉は花時にも残り、長楕円形〜卵形で、鋭尖頭で、基部はほこ形。
頭花は1〜4個付き、直径12〜14ミリ。総苞は鐘形で長さ15ミリほど、総苞片は6列で、大きく開出し先は鋭尖形。花期は8〜10月。関東地方西部〜山梨県、四国(石立山)に分布する。

〜徒然想〜

8年前に来たときには、花はすでに終わっていました(一番下の画像)
以来、気になりながらも訪れる機会がありませんでした。この山は石灰岩地で、キバナコウリンカクリヤマハハコなど、特有の植物が生えます。ウチョウランも見られるとのことです。
マイナーな山で、人と会うことはほとんどありません。鎖場など危険な場所もあり、単独行ではお勧めできません。一度は雨後に訪れのですが、岩はまだ濡れていて危険と判断し引き返しました。今回はこれが最後と、この山に登りました。
前記の植物は極端に数を減らし、コウシュウヒゴタイも山頂の手前で1株見られたのみでした。寂しい想いをしました。

−同じ科の植物−

 2019.9.20 埼玉県   2019.9.20 埼玉県  
 
 2011.9.24 埼玉県    2011.9.24 埼玉県
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