カナムグラ

クワ科 カラハナソウ属 
     APG分類ではアサ科
 
2020.10.13 神奈川県三浦半島   2017.9.3 東京都高尾山

山地、人里近くの道端、荒地などに生えるつる性の1年草で、雌雄異株。茎や葉柄には下向きの棘がある。葉は対生し、掌状に5〜7裂し、縁に低い鋸歯がある。
雄花は淡緑色で、円錐形の花序にまばらに付く。雌花は数個〜十数個の苞からなり、下向きの短い穂状花序になる。果実は(痩果)は広卵形、長さ4〜5ミリ。花期は8〜10月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

この花やカラムシは、よく見られるものの、撮影はスキップしてしまう植物です。地味で、あまり美しいとも感じない花だからです。
茎や葉柄には下向きの鋭い棘があり、この藪に入るには覚悟をしなくてはなりません。

9月初旬の高尾山は、まだ残暑が厳しく訪れることが少ない時期でしたが、シュウブンソウを探しに出かけ、思いがけない多くの花を見ることができました。

−同じ科の植物−

 2017.9.3 東京都高尾山    2020.10.3 栃木県
 
 2020.10.13 神奈川県三浦半島    2020.10.13 神奈川県三浦半島