シュウブンソウ

キク科 シュウブンソウ属

山地の林縁などに生える多年草で、高さは50〜100センチ。茎は2〜4個の枝を横に伸ばす。葉は長楕円状披針形で、両面に短い剛毛がある。
頭花は葉腋から出た短い柄の先に頂生し、淡黄緑色で直径5ミリほど。中心には両性の筒状花があり、周りには小さな舌状花が2列ある。花期は8〜10月。関東地方以西〜沖縄に分布する。

〜徒然想〜

秋の高尾山花観察スケジュールに入れておいた花です。図鑑やネットで見ると目立たない花のようです。
多分この辺りなら有りそうと、一層ゆっくり道を進みます。勘は当たるものです。割合早くみつけることができました。

確かに目立たないし、美しいとは言えないでしょう。ハイカーの多くは、何を撮影しているのか分からないままに背を通り過ぎて行きます。
名を問われ、”シュウブンソウです。”と答えても、あまり興味を持たれませんでした。かわいそうな花の一つです。
この花を一番の目的に山を登る物好きもいるのですから、少しは救われるかもしれませんが。

−同じ科の植物−
2017 9.3 東京都高尾山
2017 9.3 東京都高尾山 2017 9.3 東京都高尾山
2017 9.3 東京都高尾山     2017 9.3 東京都高尾山