河川敷、池沼、放棄水田などの湿生地に生える多年草で、高さは20〜40センチ。茎は2稜形で広い翼がある。葉は剣状線形円筒状で、幅5ミリほど。 花序は5〜40の頭花からなり、頭花は半球形で4〜10花付き、花被片は披針形で鋭頭、緑色で長さ3〜4ミリ。雄しべは6個。果実(刮ハ)は3稜状長楕円形〜卵形で先端は凸頭、褐色〜赤褐色で強い光沢があり、花被片より長い。花 (果)期は5〜7月。本州〜九州に分布する。 〜徒然想〜 産地では、ハナビゼキショウはすでに果実期となっていて、赤く色づいていました。花期は5月初旬頃でしょうか、花は緑色なので目立たないでしょう。 名から言えば、果実期の方が花火が開いたようで、合っているような気がしますが。 とはいえ、花は撮りたいので、宿題です。 イグサの仲間の花は、クサイやクロボシソウなど、星形に開くことがあり、葯が飛び出す姿はきれいなのです。 −同じ科の植物−