オヤブジラミ

セリ科 ヤブジラミ属

 
2022.5.7 栃木県   2022.5.7 栃木県

林縁、藪の縁、道端などに生える多年草で、高さは30〜70センチ。葉は3回3出複葉で、小葉は卵状披針形で細かく切れ込み、質はやや薄く、両面に粗い短毛がある。葉や茎は紫色を帯びる。
花は2〜4個の小花柄に複散形花序となって小さな花を付ける。花弁は白色で縁が紫色を帯びる。果実(分果)は卵状長楕円形で長さ5〜6ミリで、かぎ状に曲がった刺毛がある。花期は5〜7月。本州〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

ヤブジラミは近所の河川敷や登山口の道端でよく見かけているものの、オヤブジラミとの違いがよく分からないままになっていました。あまり積極的に探すこともなく、後回しになっていた課題です。

ヌマアゼスゲを探しに訪れた水辺の周りには、これは! と思えるオヤブジラミが見られました。
ヤブジラミに比べると花序の花数が少なく、一つの花がやや大きいように思えました。茎や葉は紫色を帯び、果実はやや大きく、やはり紫色を帯びています。
これらがヤブジラミとの違いで、画像で確認できます。

−同じ科の植物−

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