エゾタンポポ |
キク科 タンポポ属 |
2018.5.16 北海道 | 2018.5.16 北海道 |
草地、林縁、道端などに生える多年草で、高さは20〜30センチ。茎はの上部には普通白い毛がある。葉は倒披針状線形で羽状深裂する。 頭花は濃黄色で直径4センチほど。総苞は反り返らず、外片は卵形〜広卵形で、内片の1/2程度かそれより短く、上部の角状突起は小さいか又は無い。花期は4〜6月。本州中部地方〜北海道に分布する。 〜徒然想〜 何度か北海道を訪問しているものの、主目的ではなかったのでこの花には縁がありませんでした。今回は、この花を探すためにかの地を歩きます。 それにしても、北海道でもセイヨウタンポポが蔓延していることに愕然としてしまう、エゾタンポポ探しでした。総苞をのぞきこむたびに、反り返る総苞片ばかりです。 そして・・・、ようやくこの花と思われるものを、森林に入った道端でみつけることができました。エゾタンポポは何処でも見られると花ではないと思わせる花探しでした。 総苞は、思ったよりずんぐりしていなくてスマートです。角状突起は、あるように見えますが、目立つほどではありません。蕾では見えないようです。 茎は赤味を帯びるものもあり、上部には白い毛が散見されます。シナノタンポポは、この白い毛がびっしりと生えます。 なお、セイヨウタンポポの群生から離れた場所には、雑種ではないかと思われるエゾタンポポも見られました。 −同じ科の植物− |
2018.5.16 北海道 | 2018.5.16 北海道 |
2018.5.10 北海道 |