トクシマコバイモ

ユリ科 バイモ属

 
2012.4.19  徳島県   2012.4.19  徳島県

山地の林下などに生える多年草で、高さは10センチほど。葉は披針形〜広線形で、茎の上部に対生する2個とその上部に輪生する3個が付く。
花は茎頂に1個下向きに付き、白色で筒状鐘形、長さ1.5センチほど。花被片には網目状の斑紋があり、外面肩部には突起がある。葯は紫色。花期は4月。四国に分布する。

〜徒然想〜

コバイモを訪ねる旅も、いよいよ最後のトクシマコバイモになりました。
みつからなかった登山口をようやくみつけ、確信をもって道を進みます。コバイモが咲く雰囲気になってきた頃、いきなり1つの花が目に入りました。
あったー! これだー! 
とうとうコバイモ8種目の達成です。
達成感で力が抜け、思わず地に座り込みます。目の前には、小さな花が風に揺れています。
周りを探すと、点々とこの花がみつかります。登山道にはみ出たものも多く、踏まれないように小枝が刺してあります。

花の形はアワコバイモトサコバイモの中間といったところでしょうか。やや花の肩に突起があり、全体的には丸みがあることから優しげです。撮影しながら、次第にこの花が好きになっていく自分を感じました。

これで日本のコバイモ全8種類を撮り終え、満願成就です。
でも、九州宮崎県であやしいコバイモがみつかっているといるとの情報があります(未確認)。


−同じ科の植物−
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