サカネラン

ラン科 サカネラン属

 
2014.6.26 山梨県   2014.5.25 山梨県

低地〜山地の林内などに生える腐生ランで、高さは10〜40センチ。全体に淡黄褐色で茎や花柄子房に短い縮れ毛が密生する。
花は茎と同色で総状に多数密に付ける。唇弁は長さ1センチほどで、先端が2裂する。蕚片、側花弁は倒卵形で、長さ5ミリほど。花期は5〜6月。北海道〜本州中北部、九州に分布する。

〜徒然想〜

林道をゆっくり車を走らせていると、不意に目に入った花がありました。林の奥の盛り上がったところにポツンと立ち上がっています。
サカネランであることはすぐに分かりました。偶然の賜物なのですが、よく見えたものだと自画自賛です。

「逆根ラン」、根が上を向いて生えることからこの名があるといいます。
「根が上を向いて生える・・・?」、
どういう状態かイメージが湧きませんでしたが、太く短い地下茎から根が多数出て、先端がやや上を向いている状態を意味するようです。
本種の変種にエゾサカネランがあり、背丈がより大きく茎や花柄子房に毛がない違いがあります。

-同じ科の植物-

2014.5.25 山梨県 2014.5.25 山梨県
 
 2015.5.17 山梨県   2015.5.22 長野県 

   教えてください。 サカネランと思い撮影しましたが、唇弁の先が尖ります。

   → 教えていただきました。
      ヤマウツボの果実期でした。
      Youtube 「へんり未来の花詩(はなし)のタネ3 ヤマウツボ編」も紹介いただきました。
     ありがとうございました。

  
 
 2023.5.22 富士山麓   2023.5.22 富士山麓 
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