サカネラン |
ラン科 サカネラン属 |
低地〜山地の林内などに生える腐生ランで、高さは10〜40センチ。全体に淡黄褐色で茎や花柄子房に短い縮れ毛が密生する。 花は茎と同色で総状に多数密に付ける。唇弁は長さ1センチほどで、先端が2裂する。蕚片、側花弁は倒卵形で、長さ5ミリほど。花期は5〜6月。北海道〜本州中北部、九州に分布する。 〜徒然想〜 林道をゆっくり車を走らせていると、不意に目に入った花がありました。林の奥の盛り上がったところにポツンと立ち上がっています。 サカネランであることはすぐに分かりました。偶然の賜物なのですが、よく見えたものだと自画自賛です。 「逆根ラン」、根が上を向いて生えることからこの名があるといいます。 「根が上を向いて生える・・・?」、 どういう状態かイメージが湧きませんでしたが、太く短い地下茎から根が多数出て、先端がやや上を向いている状態を意味するようです。 本種の変種にエゾサカネランがあり、背丈がより大きく茎や花柄子房に毛がない違いがあります。 -同じ科の植物- |
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2014.6.26 山梨県 |
2014.5.25 山梨県 | 2014.5.25 山梨県(画像にポインターをおいてください) |