ミツモリスミレ |
スミレ科 スミレ属 |
2011.4.24 東京都 | 2011.4.24 東京都 |
山地、丘陵地の林下などに生える多年草で、高さは5〜10センチ。マキノスミレとフイリフモトスミレの自然交雑種。葉は卵状披針形で、両種の中間的な形をしている。 花は淡紅紫色で、直径1センチ余り。側花弁は有毛。花期は4月。本州岩手県以南〜九州に分布する。 〜徒然想〜 2年越の訪問になりました。 前年、見事に色付くミドリミツモリスミレをみつけたと思ったのですが、側弁の基部に毛がある個体は1花のみで、多くは無毛でした。ミドリミツモリスミレで側弁が無毛のものの報告はありませんでした。 2年目、心待ちにしていた山に入ります。しかし、全く気配がありません。その後2度、3度と訪れますが、マキノスミレとフモトスミレはわずかに見られるものの、ミドリミツモリスミレらしき花はとうとうこの山では見られませんでした。 本種は当たり年とそうでない年との差が大きいようで、今年(2011年)のようにほとんど花のない年もあるようです。来年に期待しましょう。 画像は、同年に近くの別の山で見つけることができた一株です。斑の入り具合からミツモリスミレと思われますが、いかがでしょうか。 周辺には薄く斑が入るフモトスミレが多く、マキノスミレは1株見られました。花は画像のとおり淡い色付きです。 −同じ科の植物− |
2014.4.23 東京都 | 2011.4.24 東京都 |