マンリョウ

ヤブコウジ科 ヤブコウジ属
新分類はサクラソウ科
 
2016.7.3 鹿児島県   2007.1.20 愛知県


常緑樹林内などに生える常緑小低木で、高さは30〜100センチ。茎は直立し、上部でまばらに枝を分ける。葉は長楕円形、先は鋭頭〜短鋭尖頭、縁には波状の鋸歯がある。
花は枝先に散形又は散房状に10数個付ける。花冠は白色で直径8ミリほど、先は5深裂し反り返る。果実(核果)は球形、直径6〜8ミリ、鮮紅色に熟す。花期は7〜8月。本州関東地方以西〜沖縄県に分布する。


〜徒然想〜

赤い実を付け、和名がマンリョウ(万両)と縁起のいい名前であることから、家庭などでも栽培されています。
万両があれば千両(センリョウ、クササンゴ)、百両(カラタチバナ)、十両(ヤブコウジ)、一両(アリドオシ)もあり、同じように赤い実を付け縁起がいいものとされています。でも、いずれも同じ科ではなく、万両、百両、十両はヤブコウジ科(又はサクラソウ科)、千両はセンリョウ科、一両はアカネ科です。
実を見る機会はあるものの花を見る機会は少なく、万両の花を見る機会があったので、収載することにしました。

−同じ科の植物−

 2016.7.3 鹿児島県(画像にポインターをおいてください)    2007.1.20 愛知県
2007.1.20 愛知県