カイサカネラン |
ラン科 サカネラン属 |
落葉広葉樹林下などに生える腐生植物で、高さは10〜15センチ。サカネランに似るが、全体的に緑色を帯び、唇弁は2裂し、サカネランより小さい。花序や子房に短い白毛が密生する。花期は8〜9月。本州中部地方に分布する。 〜徒然想〜 名のとおり、甲斐の国(山梨県)で1948年に発見されその名が付けられたようですが、その後の報告は途絶え、50年後の1998年に長野県で再発見された植物です。 この名はこのHPを開設した頃から知っていましたが、非常に稀な植物で探す術がなく、エゾサカネラン、サカネランなどの仲間と出逢うたびに思い出すばかりでした。 縁あってお誘いいただき、ようやく長年の想いが叶いました。その地は遠方ですが、楽しみが膨らみ、あっという間に着いてしまった気がします。 たどり着いた産地は、先達のHPに記載があるような腐葉土が厚く堆積した場所ではなく、石混じりの湿ったガレ場といった感じです。 この産地も全くの偶然に発見されたようで、最初は何か変なものが生えているという印象を持ったと言っていました。私にもそんな偶然があるだろうか。登山道しか歩かず藪漕ぎには臆病なので、無理でしょうね。 −同じ科の植物− |
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2014.9.14 長野県 |
2014.9.14 長野県 |
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