ヒメミヤマコナスビ

サクラソウ科 オカトラノオ属

渓流沿いの岩上などに生える多年草で、高さは10〜30センチ。茎は長く匍匐して分枝し、節部から根を出す。葉は対生、卵円形〜円腎形、上面には粗い毛がある。
花は葉腋に1個付き、黄色で直径5ミリほど、5裂する。花期は5〜6月。

〜徒然想〜

この植物も絶滅危惧TA類で奄美大島の固有種です。
ダム工事、河川工事などの環境の変化で、ほとんど見られなくなっていると聞きます。

河原に降り、流れに浸かりながら散策をします。まず見つかったのがヒメハブです。流れの中に石と化して潜んでいます。ヒメハブがいるよ! と後続に声をかけながら進みます。

たどり着いた場所は、貴重な植物の宝庫です。流れの岩上にはヒメサギゴケ、湿った河岸にはアマミカタバミと本種が見られました。そして、コケタンポポも。
ヒメハブを、しばし忘れての撮影タイムです。

−同じ科の植物−
2015.5.31 鹿児島県
 2015.5.31 鹿児島県    2015.5.31 鹿児島県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery