ハマサジ

イソマツ科 イソマツ属

海岸の砂地に生える2年草で、高さは30〜50センチ。葉は根元に付き、長楕円状へら形、厚くて光沢があり、全縁。
葉の中心部から出た花茎はよく分枝し、多数の小穂からなる円錐状の花序を作る。花冠の上部は黄色で、長さ7ミリほど。先は深く5裂する。花期は9〜11月。本州宮城県以西の太平洋側〜九州に分布する。

〜徒然想〜

シマカンギクの黄色が目立つ海岸で、この植物が地味な花を付けていました。背丈は膝ぐらいで、各所にみられます。
小さい花が細い穂状に付くので、タデ科を思わせる雰囲気がありましたが、イソマツ科でした。満潮時には海水に浸かるような海岸の砂地や河口の泥地に生える植物です。
根元に集まる長いさじ状の葉に名の由来があります。

イソマツ科といえば、沖縄で見たキバナイソマツを思い出します。花の感じは似ていますが、こちらは背丈が15センチほどで、ずっとこぢんまりとしています。海辺の浸食された岩の隙間に生えていました。

−同じ科の植物−
2009.11.14 福岡県北九州市
 2009.11.14 福岡県北九州市    2009.11.14 福岡県北九州市(画像にポインターをおいてください)
  2009.11.14 福岡県北九州市