シマカンギク

キク科 キク属

別名アブラギク。日当たりのよい山野に生える多年草で、高さは30〜80センチ。茎の下部は倒れ、上部は立ち上がる。葉は3〜5中裂し、基部は切形〜くさび形、裏面には丁字状毛があり淡緑色。
頭花は黄色で直径1.5〜3センチと幅がある。総苞は半円球で総苞片の外片は長楕円形〜卵形。花期は10〜12月。近畿地方以西、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

訪れた北九州や山口の海岸付近では、そこかしこにふつうに見られました。アワコガネギクをそのまま小さくしたような黄金色で、きれいです。花の直径は2センチほど、ときに3センチほどのものもみられます。

この花との雑種にサンインギクが知られています。花仲間が周辺を探し、それらしきものをみつけて花談義です。結局、それはサンインギクとは言い切れないと判定されたようですが、さすがに皆さん熱心です。私としては、輪の外から聞き耳を立てるだけです。

海岸に咲く花には、やはり青い海が似合います。イメージしていたロケーションを探したのですが、今回は想いの場所には行き当たりませんでした。またの機会を楽しみにすることにします。

−同じ科の植物−
2009.11.15 山口県
2009.11.14 福岡県 2009.11.14 福岡県
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