フイリシハイスミレ×マキノスミレ |
スミレ科 ミヤマスミレ類 |
フイリシハイスミレとマキノスミレの自然交雑種。山地の林縁などに生える多年草で、高さは5〜8センチ。葉は狭卵状披針形で、光沢のある濃緑色。表面には葉脈に沿って白斑が入る。裏面は淡紫色〜紫色。 花は淡紅紫色〜濃紅紫色で、直径1.2〜1.5センチ。側弁は無毛。花期は4〜5月。本州中部〜近畿地方に分布する。 〜徒然想〜 フイリシハイスミレの大株にみとれながら歩を進めると、ちょっと違ったすみれが目に入りました。葉は斑入りですが長く立っています。花の色はフイリシハイスミレよりもやや淡い感じです。 直ぐに思い浮かべたのは雑種です。マキノスミレもわずかながら見られたので、両者を親とするものでしょう。明るい日差しが差し込む林下でした。 付近を散策すると、同様なすみれが見られますが、皆同じではありません。葉が立つものややや寝ているもの、葉裏が濃い紫色のものから淡い紫色のもの、さらには紫色を帯びないものなど、様々です。花の色も、わずかながら濃淡があります。 フイリシハイとマキノの中間の特徴を持つものだけでなく、片方が強いものも出ているようです。 そして、さらに歩を進めると、斑入りは消え、マキノスミレの綺麗な花が見られるようになってきました。 -同じ科の植物- |
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2013.5.9 長野県 |
2013.5.9 長野県 | 2013.5.9 長野県 |
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