オオカモメヅル

ガガイモ科 オオカモメヅル属
   APG分類では、キョウチクトウ科
 
2012.7.1 東京都   2012.7.1 東京都(画像にポインターをおいてください)

丘陵や山地の林内などに生えるつる性の多年草。茎は細く、わずかに毛がある。葉は対生し、三角状広披針形で、基部は心形。
花は葉腋から出た花序に花をまばらに付ける。花冠は淡暗紫色で、直径4〜6ミリ、5深裂し、裂片に白い綿毛がある。花期は7〜9月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

ホンゴウソウが生える暗い林の脇に咲いていました。ホンゴウソウはまだ蕾で、綺麗な花は次の機会になってしまいました。残念でした! 

オオカモメヅルは、ホンゴウソウよりやや明るい場所であるものの、こんな暗い場所に生えるとは意外でした。
でも調べると、本種は半日陰になる林縁や林床などに生えるようです。
コバノカモメヅルは、陽をいっぱい受けた明るい地で見ているので、先入観があったようです。

なお、よく似た花にコカモメヅルがあります。当初コカモメヅルとしていたものは本種でしたので、修正しました。
花はコカモメヅルよりも一回り大きく、花序はあまり分枝せず短いです。


−同じ科の植物−

2012.7.1 東京都 2017.9.3 東京都高尾山
 
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