イソフサギ


キバナイソフサギ

          ヒユ科 イソフサギ属
 
2015.12.17 沖縄県   2015.12.17 沖縄県


海岸の岩上などに生える多年草で、高さは2〜5センチ。茎はよく分枝して這いながら広がる。葉は対生し、へら状倒卵形、質は厚くて光沢があり、先は鈍頭。
花は葉腋に短い穂状となり、淡紅色で丸く集まって付く。花被片は楕円形で5枚、雄しべは5本。花期は7〜11月。和歌山県、九州薩摩半島以南〜沖縄県に分布する。
淡紅色の花が淡黄色になったものは、品種扱いでキバナイソフサギとされる場合がある。


〜徒然想〜

隆起サンゴ礁の海岸です。鋭く尖った岩場が広がり、奥には大きな海が続いています。
こんな潮風がかぶる岩場でも、植物はたくましく生を持っています。キバナイソマツモクビャッコウの咲き終わりが点々と見られます。そして、キバナイソフサギがそこかしこで岩を覆っています。
ここでは花が紅いイソフサギは2つの群落だけが見られました。
群落は目立つものの、花は小さく、咲いているのかよく分かりません。目を近づけると花の先少し開き、黄色い雄しべが見えるものがあります。
花は咲いているのです。

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 2015.12.17 沖縄県    2015.12.17 沖縄県
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