モクビャッコウ

キク科 モクビャッコウ属

隆起珊瑚礁上に生える常緑低木で、高さ30センチほど、ときに1メートルほど。よく分枝する。茎や葉に灰白色の短毛が密生し、植物全体が灰白色にみえる。葉は互生し厚質で、倒卵状くさび形〜倒披針状へら形。
総状又は円錐状に花序を腋生し、頭花は黄色。鹿児島県悪石島以南に分布する。

〜徒然想〜

雨の予報が外れ、陽射しが波間に反射し、まぶしい。ゴツゴツした岩場にモクビャッコウが海に飛び出すように咲いています。青い海を背景に、葉が銀色に輝き綺麗です。
その周りには、ホソバワダンが突きだした岩場を縁取るように黄色い花を咲かせています。
今は12月も末。東京は冬の盛りで、昨日まではコートに背を縮めていたのに、目の前にある風景は何だろう。
大きく背伸びして、青い海ときらめく波、そして花たちを眺めます。

葉が常緑で美しいので観賞用に用いられるが、自生の数は減らしています。

−同じ科の植物−
2007.12.22 沖縄県本島
   2007.12.22 沖縄県本島
 
   2007.12.22 沖縄県本島
 
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