アソヒカゲスミレ

スミレ科 ミヤマスミレ類

九州阿蘇でみつかり、その後広島県でもみつかった希少なすみれ。葉がひょうたん型に変形する。
ヒカゲスミレとタカオスミレの関係と同じように、葉がこげ茶色になることがある。

〜徒然想〜

広島県では、唯一アソヒカゲスミレが見られる場所に案内して頂きました。但し、案内人も花を付けているところを見たことがなく、来る度にいつも残念な想いでいるようです。
今は9月、ヒカゲスミレと同じように葉はすっかり大きくなっていますが、確かに図鑑で見覚えがある葉です。面白い葉の形に、思わず見入ってしまいます。
ネット情報によれば、花はヒカゲスミレタカオスミレに似ています。

先行者が一組いました。ちょうど離れるところで、我々が生えている場所に留まると、遠くから訝しげに振り返ります。
大事にしておきたい自生地です。

−同じ科の植物−
2010.9.18 広島県

ようやく阿蘇の地でアソヒカゲスミレに出逢える機会が来ました。ワクワクしながら自生地に向かいます。
しかしながら、現実は難しいことが分かりました。なかなか花を付けることが少ないようです。
ヒョウタン形の葉はよく見られます。ヒカゲスミレも傍らには沢山あり、花を付けています。でも、ヒョウタン形の葉+花が、なかなかみつかりません。

そして・・・、ようやく見つけたのが画像の花です。ちょっとヒネ曲がった花ですが、間違いなくヒョウタン形の葉の根元から花茎を伸ばしています。
やったー!との想いで、ヒネ曲がった花を直して撮影します。よかった!よかった! 自信をもってアソヒカゲスミレということができます。
ひとつ発見です。アソヒカゲスミレはすべての葉がヒョウタン形になるものと思っていましたが、ヒカゲスミレ形の葉も混じることが分かりました。

2010.9.18 広島県 2019.4.5 熊本県
 
 2019.4.5 熊本県    2019.4.5 熊本県
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